昴（すばる）

　　谷村新司の昴です。その頃までは、アリスとしての活動が主体で、

　アリスの活動と並行して、リリースされたソロシングルでした。

　　この曲が、結局彼のソロとしては最大のヒットとなりました。
　
　　この年の同じ頃に、堀内孝雄も「南回帰線」という曲がベスト１０入りし、

　この頃から、メンバーの間にすれ違いが生じ、翌年の１９８１年にアリス

　は、活動停止になってしまいました。

　　この曲は、題名のとおりの雄大な曲で、中国などアジアでも非常に

　人気のある曲のようです。

　　そして、ニューミュージックというと若者に人気があるのですが、この

　曲は、そのゆったりとした曲調から、年配の方を含めた幅広い年齢層

　に人気のある曲であり、今でもカラオケで良く歌われています。

　　私の父も、カラオケのレパートリーとして、良く歌っていたとかいないとか、

　という話しを聞いたことがあります。

　　この曲のおかげで、昴という字が書けるようになりました。
　　
　　というか、この曲がなかったら、ほとんどの人は、昴という字を「すばる」

　と読むことは出来なかったような気がします。

　　東京に住んでいると、ネオンのせいで夜空を眺めても、星は少ししか
　
　見えませんが、旅行に行くと星空がプラネタリウムのようにきれいに見えて

　びっくりします。そうすると、あれが昴なんだなとわかり、感慨ひとしおです。