中日が優勝しました。

　　昨日は、中日が５３年ぶりの優勝を果たしました。
　　きのうの山井の投手を９回で交代させたことについては、賛否両論あるようですが、
　　そこのところは別にして、今回優勝できた要因を考えてみたいと思います。
　　　
　　１番は、やはり、充実した投手陣です。
　　　山本昌が不調で先発しませんでしたが、
　　　川上、中田、朝倉、小笠原、山井とエース級を５人そろえ、しかも中継ぎの鈴木義、平井、
　　抑えの岡本、岩瀬とリリーフ陣も、磐石で日本ハムに付け込むスキを与えませんでした。
　　　これらの投手陣をリードした谷繁も、さすがという感じです。

　　　野手についても、荒木、井端の鉄壁の二遊間は、日本一ですし、外野手では、リーダーの
　　福留が抜けていましたが、森野が大活躍し、きのうは高卒二年目の平田が決勝の犠飛を
　　打つなど、選手層の厚さを見せました。
　　　日本シリーズＭＶＰを取った中村紀の復活も見事でした。

　　　このように全員野球の勝利ですが、その陰には、地道なスカウトの努力と、ファームからの
　　選手育成の成果であると思います。
　　　先発投手を見ても、中田、山井は甲子園に出ていませんが、素晴らしい球を投げます。
　　　こういった選手を発掘する「スカウトの力」というのは、大事なのだとつくづく思いました。

　　　日本ハムは、今年は打線が不振で、残念ながら日本一を逃しましたが、来年は中田翔が
　　入ります。
　　　中日で、秋から頭角を現して来た、平田との大阪桐蔭対決も見ものです。
　　　
　　　１１／８からは、アジアシリーズが始まるようなので、中日には是非優勝してほしいです。